6年間使ったランドセルを海外に贈る
写真は2014年3月に山鹿市の大道小学校と三岳小学校を卒業した卒業生の有志が、3月31日にランドセルを持ち寄ってアフガニスタンの子供たちにランドセルを贈るための準備をしているところです。
子供たちは21個の人気のあったランドセルを初め、思い出の詰まったランドセルを教育の機会や道具に恵まれない外国の子供たちに贈ることで、自分以外のために使う事を決めた。
大道小学校のランドセルは保護者が呼びかけた
保護者の呼びかけに卒業生の3割もの子供たちが協力したという。「人気があって好きだったランドセルだから6年間丁寧に使った。だからアフガニスタンの子供たちに贈ることができます」と話してくれた。
このように物を大事に使うことだけでなく、他の子供たちにも使ってほしいという気持ちがあります。これが6年間の成長の証ではないでしょうか。
三岳小学校は2009年からランドセルを贈り続けている
今年は合計で17個が集まったという。
3月28日の梱包作業の会場には、丁寧に汚れを落とすなどして、綺麗なランドセルをアフガニスタンの子供たちに贈るという気持ちが溢れていた。
6年間使ったランドセルの行方は
アフガニスタンにランドセルを贈る子供たちを紹介しましたが、それ以外のランドセルは一体どうなるのでしょうか。
ミニランドセル、財布やバッグにリメイクすることもありますが、それは僅かな例で、殆どはゴミとして処分されます。丁寧に使えばまだまだ6年間使えそうなランドセルを焼却処分するなんて勿体ない事です。
使い道のないランドセルだったら、やはり海外に贈ることがまだ使えるランドセルを恵まれない他の子供たちに活かすという事は大きな意味があります。物を大事に使い活かすことを学び、実際に現地で喜んで使われているわけです。
海外に贈るのは直接は難しいので幾つかの機関があるので紹介します
代表的な機関は国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)です。
国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
日本国の内外で活動している関連団体へランドセルの寄付支援をしています。国際協力NGOジョイセフへランドセルを送る際には、ランドセルの中も外も綺麗にします。この時にストラップ、防犯ブザーがついたままだったら外します。
ランドセルの中に新品のノートや鉛筆を初めとした文房具を入れて贈ると、文房具が手に入らない海外の子供たちにはとても喜ばれます。
ランドセルは学校の担任に渡せば、「クラレ」が回収してくれます。クラレから国際協力NGOジョイセフにランドセルが渡されるので、面倒な事はありません。
その後、国際協力NGOジョイセフが海外へ輸送して現地でランドセルを子供たちに渡しています。殆どがアフガニスタンの子供たちに贈られているそうです。
⇒ 国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
*画像は国際協力NGOジョイセフのHPからお借りしました。
送料が1,800円必要です送料は必要ですが、アフガニスタンの子供たちに使ってもらいたいという意思のある方が対象となります。回収期間は2015年は5月31日までです。
国際社会支援推進会 ワールドギフト(World Gift)
途上国の子供たちに贈るだけでなく、日本国内の保育所や障害児施設、被災地にも贈って支援する団体です。ランドセル以外の不用品も寄付できます(規定はあります)
集荷料金は寄付する側が負担することになるので、サイトをご覧ください。
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