学習院型とキューブ型

A4フラットファイルランドセルが主流になってきた2016年度のランドセル界。
余り聞き慣れない言葉に戸惑うことがあるかもしれませんね。例えばA4フラットファイルランドセルには学習院型とキューブ型があると聞くと「?」になったりします。ここでは学習院型とキューブ型の機能的な違いについて説明します。

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学習院型とキューブ型の違い

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学習院型

ランドセルは学習院初等科で採用されたのをきっかけに、全国に広がった通学アイテムです。学習院型はランドセルの原型となった、一番よく見かけるタイプのランドセルのことです。

学習院型とは、画像のように「ヘリ」があるタイプ(ほとんどのランドセルがこのタイプです)のランドセルです。大マチが背当てに縫合されているため、ヘリとなる数ミリの縫代部分ができます。
このヘリは無駄なものではなく、構造上ランドセルを頑丈にしたり、大マチが擦れて傷になるのを防いでくれたりもします。

キューブ型

下は萬勇鞄のファラーシャ(パール系タフガード)のキューブ型ランドセルです。キューブ型は学習院型と違って「ヘリ」が無い構造です。

背あてと大マチを縫い合わせていないので「ヘリ」がない構造となっています。学習院型とは違う特殊なミシンが必要で技術的にも難しく手間もかかります。

学習院型と外寸が同じでも、内寸(大マチ)のサイズが広く取れます。学習院型よりも内量が大きくよりたくさんの学習用品を収納できるのが大きなメリットです。

あるいは外寸をA4クリアファイル対応並みにして、内容量はA4フラットファイル対応といったこともできます。

そうすると、学習院型が小柄な子には大きすぎる場合、キューブ型は一回り小さなランドセルになるし、背あても少し狭いので見た目も背負い心地もよりベターになります。

因みに萬勇鞄のキューブ型は学習院型に比べて内寸の横幅が5㎜広い240㎜となっているので、容量が大きいタイプですが、背あては小さくなっています。

キューブ型にも欠点があります。詳細はこちら⇒参考)キューブ型ランドセルの欠点



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