数をかぞえる

「あの子は100まで数えるらしいわよ」なんて年長児を持つお母さんから聞いたら焦ったりしますね。ひらかなは50音ですから覚える目安がありますが、数は限りなくあるので何を目標に教えたら良いのか漠然としています。

遊びの中で数を教える

積み木やおもちゃが散乱している時など数を教えるチャンスです。片付けさせながら「いくつあるか数えてみようか」と持ちかけて、片付けさせながら「1つ」「2つ」「3つ」・・・などと一緒に数えてみましょう。単に100まで数えるよりも、生活の中にある事を利用して教える方が具体的で理解がしやすいのです。

そうしているうちに、数と物が対応している事を理解し、10というのは、まとまった量がある事も理解できるようになります。子供たちは数は教えてもらっていなくても、おやつの量や数の大小は良くわかっているでしょう。数を理解する準備は十分整っているんです。

数を教えている時、子供によっては突拍子もない事を言う子供がいますが、決して叱ったりしてはいけません。理解していない場合もありますが、案外別の発想で考えているのかもしれません。親の狭い理解の中に子供をおしこめるような態度だけは慎んだ方が良いと思います。



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