ランドセルは軽いほど良いという思い込み
超軽いランドセルを買うのは自由ですが、軽さの代わりに壊れやすいランドセルもあることは知っておいて下さい。
耐久性を犠牲にして軽くしている例
①人工皮革の素材を薄くしてある⇒軽い代わりに壊れやすい
②構造体の一部が省略してある ⇒本来不要な構造体は無いわけですから、どれかを省略すると壊れやすくなります。
③金属部品をプラスティックに変更
プラスティックの素材によっては耐久性に問題が生じます。背かんや肩ベルトに使用してあると壊れる可能性が大きくなります。
軽いランドセル全てが、①~③に当てはまらないかも知れません。人工皮革のクラリーノは傷つきやすい素材で耐久性も強くありません。クラリーノFになれば傷はつきにくくなりますが多少重くなります。人工皮革であっても、丈夫なものほど重くなります。
背負い心地は軽いから良いわけでもありません。実際の経験談です。「うちの子は総牛革の〇〇のランドセルは良かったと言っていましたが、量販店で背負った物は、軽くても背負い心地が何か変と言って嫌がりました。軽いから良いという訳でもなさそうです。結局総牛革のランドセルを買いましたが重いからイヤと言ったことはありません。」
100gの違いをどう捉えるか
フィットちゃん あい・愛・ティアラはクラリーノF2
例えばフィットちゃんの人気ランドセル「愛・あい・ティアラ」はクラリーノF2の素材で重さが1080g前後あります。
フィットちゃん ロイヤルローズパールカラーはクラリーノレミニカ
フィットちゃんロイヤルローズの素材は丈夫なクラリーノ・レミニカで重さが1180g前後です。
この100gの重さの違いを大きいと思うか、それほどではないと考えるか。どちらでしょうか。捉え方で選ぶランドセルも違ってきます。
100gの違いってどれぐらいか?
私のスマホを計ってみました。何グラムだと思いますか?
180g・・およそ200gです。先ほどのランドセルの重さの違いをどう考えるかはそれぞれ違うでしょうが、それほど大きいとも思えません。
それに子供は直ぐに成長しますから、その内ランドセルが小さく感じられるようになります。成長した時にはキャラクターものを「こんなランドセル恥ずかしい」と言い出す子もいるようです。そういう面の配慮も必要です。
教科書を入れると3~4kgになるので200gの違いは気にするほどではありませんよ。
ランドセルは空で使うものでは無く、教科書、ノートや筆箱などを入れて使いますね。当たり前のことですが、ランドセルの重さを語る時には内容物の重さも入れて考えます。
教科書などはおよそ2㎏だとすると、1,000gのクラリーノランドセルは3,000gの重さになり、1,180gのクラリーノF2ランドセルで3,180g、1,300gの牛革ランドセルで3,300gとなります。
さて、背負った時の3,000g、3,180g、3,300gの重さの違いは文庫本1冊レベルの違いです。背負ったときのフィット感でこの差を感じさせないのが今のランドセルです。結局牛革だから重いといって諦める必要は無いというのが本サイトの見解です^^。
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