天然皮革はもの凄く改良されている~素材で選ぶ
ランドセルの材質を大きく分けると、天然皮革と人工皮革の2つがあます。結論から言いますと、現在はどちらもかなり改良されているので、好みで選んで全く問題はありません。
良く問題になる重さに関しても、天然皮革を「なめす」技術が発達してるので、比較的薄く丈夫な天然皮革ランドセルが作られています。
親の好みではなく、子供の好みを尊重しないと、親にも言わず6年間いやいや背負って行く子供もいる位です。
天然皮革(牛革やコードバン)に関する良くある疑問
- 牛革はクラリーノよりも200g位重いランドセルになるので子供の負担になるのでは?
- 牛革のでこぼこした表面は好きになれない
- 雨や雪に濡れたあとの手入れをしないとボロボロになりそうだし、手入れが面倒
- 雨や雪の日には本革は水分を吸収して重くなってしまうのでは?
牛革やコードバンの重さ
まず、重さが気になると言われる方が多いです。確かに天然皮革は化学合成された人工皮革と比べてやや重い素材です。昔牛革のランドセルを背負って「重い」という実感を持たれた方はその印象が拭えず、未だに「重い」という固定観念が支配しています。
しかし、現在は「軽い天然皮革のランドセル」が増えているのを知ってますか?革を舐めす段階で少し薄く鞣したり、天然皮革を使う部分を減らす工夫がなされて、耐久性を損なわずに1,100g程度の自然皮革ランドセルも売られるようになっています。クラリーノと比べても重いという感じはしません。
何度も言うようですが大事な事だからです。背負った時に感じる重さが大事です。ランドセル本体だけの重さを云々しても仕方無いのですが、ここでは自然皮革ランドセル本体の重さについて触れてみました。
牛革やコードバンの防水性
自然の風合いがあり使い込むほどに味わいが出てきます。鞄工房山本のランドセルに使う天然皮革は革の奥深くまで撥水加工がしてあるので、雨に濡れても問題はありません。
干さずに放っておいても大丈夫なランドセルばかりを紹介しているので安心してください。フィットちゃんも同様に防水機能に自信があるそうです。
*ただし、これはこのサイトに載せてある商品だけのことで、他を調査していませんので、他では防水処理が不完全なランドセルメーカーもあるだろうと予測はできます。
牛革やコードバンの耐傷性
水にも強いのですが、傷にも強いのが牛革やコードバンの特徴です。
画像は鞄工房山本で使っている牛革とコードバン(馬革)をコインで傷つけているところですが、少々の力では傷は全くつきませんね。傷に強いです。
牛革やクラリーノの長所短所
自然皮革 | |
牛革の長所 | ○高級感がある ○丈夫 ○最近の牛革は水や傷にも強い ○使い込むほどに味が出る |
牛革の短所 | ○カラーバリエーションが少ない ○やや重い(しかし人工皮革でも耐久性のあるものは重めです。例えばフィットちゃんのクラリーノレミニカなども牛革の重さと変わりません。) |
人工皮革 | |
クラリーノの長所 | ○水、汚れに強い ○比較的軽い ○強い(耐傷性は弱いものから強いものまである ○カラーバリエーションに富む |
クラリーノの短所 | ○使い込んでも味は出ない |
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