なぜ百貨店はランドセルを早期販売するのか?
高島屋が2017年度のランドセル商戦の口火を切った形となしました。4月1日から予約販売を開始。
4月1日といえば、まだ入学式も無い時期ですね。昨年が5月のれんきゅの頃でしたから更に早期化してますね。
スーパーや小売業界、ランドセルメーカーも早期販売の傾向が顕著に出ています。
例えばセイバンの天使のはねは4月6日から予約販売開始してます。萬勇鞄が1か月半早い5月9日からの販売にしました。
高島屋の狙い
3世代の集客によるランドセル需要を取り込みたいという狙いから4月1日開始にしたそうです。
でもなぜ4月1日か。他との競争ですからなるべく早くということなんでしょう。
これまでの夏休みに3世代が集まってランドセルを購入していた流れから、ゴールデンウイーク(GW)に山場の需要も取り込むのが狙いだということです。
昨年は8月末までにランドセル全体の5割くらいを販売したそうですが今年は6割くらいを販売する予定だとか。
インターネットだけでは反応は薄かった
インターネットでは早期から販売してたけれど、実店舗での販売を
してなかったので反応は薄かったそうです。
そう分かったので、高島屋の店舗でも早期から予約販売することにしたそうなのです。
世界的な需要を取り込む
世界的にランドセルの実用性が高く評価されてるので、2016年度は4月中旬の中国の清明節の祝日による需要も取り込み、販売件数が倍になったそうです。
ランドセルの傾向
安心・安全・国産がポイントになっているとのこと。中国産など海外のランドセルには粗悪なものもあるので、当然の流れでしょうね。
オリジナル商品に関しては、安心安全を重要視してランドセルのかぶせの横とベルトの前に反射材を標準装備した商品を展開。昨年からはかぶせを縁取るように反射材をつけた「安ピカッ」(フィットちゃんのOEM)という商品を販売。
本物志向
昨年は「安ピカッ」が売れて5割以上の販売増となり、初めてオリジナル商品が販売の首位になりました。さらにデザイン性を追求ますとのこと。
「本物志向」ということも最近のポイント。6年間使うので、天然皮革のものが欲しい人が増えている。昨年から牛革のランドセルがそれまでは全体の3%くらいだったのに7%に急上昇しました。